乳がんには非浸潤がんと浸潤がんの2種類があります。その違いと病状について

乳がんの組織型の種類は、大きく分けると非浸潤がんと浸潤がんに分けられます。
非浸潤がんとは、がん細胞が乳管や乳腺小葉にとどまっているがんのことです。
乳がん患者のうちの約10~20パーセントの方が、この種類のがんです。
非浸潤がんの場合は初期段階なので予後が良好で、リンパ節やその他の臓器に転移することは理論的にないとされています。
その一方で浸潤がんは、乳管や乳腺小葉の周囲まで広がっていくがんで、全体の約80パーセントを占めているのが現状です。
こちらの場合はがん細胞が膜を突き破って出てくるため、転移する可能性が高いとされています。
また、非浸潤がんであっても治療せず放置すると浸潤がんになるので、そちらも注意が必要です。
浸潤がんの中で最も多いタイプは、乳管がんです。
乳管がんと言っても、その中でもさらに分類が分かれています。
代表的なものでは、がん細胞がキノコのように育つ腺管形成型や周囲を圧迫しながら広がる充実型、硬性型と呼ばれる乳管の外へ散らばりを見せるタイプです。
ほとんどの場合、乳がんはこの浸潤がんの段階で発見されます。
そのため転移の可能性も含めた治療や処置が必要で、手術以外にも抗がん剤やホルモン治療などの全身療法を合わせて行う場合が多くなります。